株式会社アイシーアイ

なぜ、アプリケーション開発はユーザーに喜ばれないのか 再び、Jobs

BOSSのつぶやき
~ なぜ、アプリケーション開発はユーザーに喜ばれないのか
再び、Jobs ~

一概には言えないのだが、仕事に使うシステムをどこかのシステムの専門会社に委託すると、大体において、なんらかの「うまくいかない」話が出てくるようだ。中には、サイコーでしたよ、という話もあるのだが、とは言え、「動かないシステム」とか「どのようにユーザー要件を満足させるか」などというタイトルの記事があるということは、やはり、所謂「ユーザー要件」と「完成した(とSEが言っている)システム」のかい離はシステム開発の大きな課題なのだ。

さて今回は、ICIが提唱する「ユーザーが絶対に満足する(泣いて喜ぶ)システム開発の方法」をこのコラムで開陳するつもりだ。なので、今回は珍しく(というかメルマガ始まって以来)ホントーに役に立つ「つぶやき」である!

それは何か、まあ、一言で言えば、「ユーザー要件に縛られないシステム作り」をすれば良いのだ。「そんなの分かってるよ」と言うなかれ。では、どうすればいいのか、は分かる?

そこで、勝手な解釈でMr.Jobsが出てくるわけだ。なぜなら、彼(ら)は、ユーザーが「そうそうこれが必要なんだ」ということを「まだ」知らないデバイスやサービスを作ってきたのである。要は、これがアプリケーション(というか誰かの仕事のために必要な)システムでも出来れば、すべての問題は解決するわけだ。そんなぁ?、でしょ。まあ、反論はね、銀行勘定系とか販売管理システムはね「音楽プレーヤー」や「携帯電話」あるいは「iTunes」とは違うのよ、とか、でもAppleの製品の品質じゃビジネスユースには「耐えられないジャン」とか、、、BOSSも反論は承知してるし、これを他の人に言われたら、BOSSもきっとそう反論してしまうでしょう。これが、「正しい」SEのリアクションだ。このリアクションが出ない人には、誰もSE仕事を頼まないのでそのつもりで、、、、

でもね、たとえばATMってあるでしょ。あれって、きっと誰かが銀行の人とかと一緒に要件定義をして作ってる。きっと開発の過程では、ハード、ソフト、提供サービスにしても、だれかは「妥協」してる。開発に参加した人は誰でも「私が一番妥協した」と思ってるくらい「妥協」の産物なんだな。

で、だれか一人くらい「夢のATM」というか機能的には銀行と資金取引「くらいは」出来るまったく別の新しい「デバイスとサービス」の組み合わせを作ってみればどうなんだろう?企業経営者(まあ、社長とか役員でなくても日本のコンピュータベンダーや大手SIさんの幹部も経営管理してますよね)は自分自身が、銀行といろいろなシーンで取引をしていて、バンクカードやクレジットカード、ICカード、お財布携帯、自分の名刺、お客さんの名刺などという決済ツールを使ってるはず。なので、考えるべきデバイス(サービスも)の要件定義者として、自分自身が、必要としている必要となるであろう機能とかサービスを一番良く「知ってる」筈なんです。銀行のITマネージャーがATMの保守費の削減プランを作って、ATMの刷新を企画して、RFP作って、ベンダーが提案して、プロジェクトがスタートして、現行機能調査をやって、というプロセスではなく、誰かが「おれが欲しいもの」を作ってしまう、というアプローチはどうですかねえ、という問いかけ、かつ、提案になるわけ。これが、「魔法の手法」。

実例で言うと、松下幸之助さんの「アタッチメントプラグ」とか「二股ソケット」がある。まじめな(失礼)電灯会社の大学出の技術者は考えない製品を「実用」というか「家庭で電気をもっと使えるようにしたい」という「ホント」のユーザー要件から「創りだし」た製品開発だ。(テレビゲームとかiModeとか着メロとか言わないところが奥ゆかしいでしょ、最初はそう書こうかな、とも思ったけど)

で、BOSSが思うに、こういう感覚を、押し通せば、きっと業務用のアプリやデバイスにしても、Macとか「二股ソケット」に匹敵するくらい、世の中の役に立って、評価されるものが作れるのである。こういうことを追及していくと、みんながJobsになれる、か、明日会社をつぶしてホームレスになるか、なのだが、結局、どっちにしても「ユーザーから不満たらたら」のシステムを世に出す、という「悪事」に加担しないことは実現できる。