株式会社アイシーアイ

新春雑感

 ICIが出来て5回目の正月を迎えた。5回目の新年に思う事をいくつか書いてみる。

 まずは、会社のことである。お陰さまで、5年目の決算を迎えることが出来た。この5年間の成績は正直褒められたものではないが、それでも、なんとか生き残っているのは、我ながら、凄い、と思う。中身はともかくとしても5年間ちゃんと?給料も税金も(まあ、所得税と消費税だけですが)きちんと支払ってきたし、売上だって社員の人数で割れば一人頭で多くはないが恥ずかしくない水準になった。
 何より、お取引先さまにきちんとお付き合いいただけていることは本当にすばらしい事だし、ありがたい事だと思う。無事これ名馬、ではないが、5年続いたことは自分としてもとてもうれしい。これまで人には「企業はゴーイングコンサーン…云々」というようなことを言って来たが、なんとゴーイングコンサーンを守ることは大変なことか、という感じである。改めて、関係各位(まあ、ステークホルダーとか言うのでしょうかね)には、深い感謝をさせていただきたい。ありがとうございました。今後とも引き続きご支援、ご指導をよろしくお願いします。

 さて、続いてはシステムとかコンピュータの話。まずは、スマホとかタブレットから。これらはこの5年間で、世の中を席巻し、ことさら「こういうディバイスがありまして、、、」という説明は不要になった。今では、PCの方がマイナーな感じで分が悪いようだ。iPhoneとかAndroid携帯が出始めたころの「ギョーカイ」の反応に比べると、今昔の感、どころか別世界の話のように感じる。
 「ワンセグとかお財布機能が無いと売れない」とか「日本の携帯はiPhoneよりも多機能」とか「タッチパネルは大人には無理」とかいう話で、NTT大好きiモード派のおじさんたちは盛り上がってたような気がする。しかし、時代はすでにスマホも通り過ぎてウエアラブルという話題になって、「アプリ」とかいう言葉も「一般化」「ミィハァ化」してしまった。マイクロソフトさんも大変だと思うが、この流れが今後どのようになっていくか、まさに私たちにとっては「命がけ」である。乗れれば「勝ち組」、乗れなければ「どーなるの?」という感じがする。私自身は「年寄り」なので「昔は良かった」と言っていれば許されるだろうが、今の40代とか30代の人は「私人として」だけではなく「あいてぃのギョーカイ人」としてどう対応するのか是非前向きに考えて欲しい。
 ICIのその辺の年齢の諸君!オジン臭い事は言わずに、ここでちゃんと商売してほしいのですよ。とは言っても、自分でアプリ作って売れ、と言ってる訳でもyoutubeに私生活を載せまくれ、と言ってる訳でもないので、その辺はよく考えてね。

 次なる話題は、やっぱりクラウド。もはや開発環境でハードを買うのは「遅れてるぅ~」だと言う事は常識になって来ている。Googleとかamazonを使う、と言ったことだけでなく、自分で持たない文化は、これから先加速はするけど減速はしないと思う。要は、サーバー文化はその前のオフコン文化と同じようにユーザーアプリケーションのギョーカイを支配できなかったということだ。結局は、メインフレームこそがアプリケーションの基盤技術の本命であった、と言う事と私は思うのだ。マトリックスの世界だってメインフレームの中にあるのだよ。所謂「オープン化」で完全なソフトとハードのアンバンドルをやってしまった先には、やはりデータセンターの大きさのメインフレームをユーザーが自由に分割して好きなように使う、という社会が来た訳だ。この先は、DCとインターDCネットワークそのものがハードウエアになって、そのDCを有効に使うソフトってものは結局昔のMVSをもっとオープンにかつユーザーに解放したものになっていくのだろう。
 たぶん、あと5年もすると「オンプレかクラウドか」などという質問は馬鹿げた選択になるのかもしれない。だって、今そこにクラウド基盤があるのになんで自分でハードを買うの?という感じだろうか。しかし、大変なこっちゃです、このギョーカイにとっては。アプリ屋には面白い時代だと思いますよ。

 最後は時事ネタ。昨年末の安倍首相の靖国参拝は、正月を挟んでマスコミに話題を提供してくれている。「普天間の辺野古移設に正式に舵を切りました」だけ(まあ都知事の辞任もあったけど)が年末の大きな政治ネタだとしたら、まあ、なんとつまらない正月であったことだろうか、と言う感じがする。朝日と産経が仕組んだ「やらせ」じゃないかと思うくらい、楽しい話題?である。さらに、アメリカが「disappointed」という表明をしたおかげで、久しぶり(でもないのだが)に英語をまじめに読んでしまった人も居たのではないだろうか。ついには、両国の大使同士が「ハリーポッター」というちょっと時期ハズレの話題をまたもや使ってくれたりして、世界中の消費にも幾ばくかの貢献をしている。私自身は、日本国首相がそう決めたことを実行したのだから、その影響は良きにつけ悪しきにつけ有ると考えているし、あまりにも当たり前の反応があっただけなので、それをとやかく問題にしたがるマスコミはいかがなものか、と思っている。
 悪口は言われても放っておけ、褒められたら言いふらせ、というのは我が家の家訓。子供のころから「いじめられっ子」だった私への教育として、父からも祖父からも、そう教えてくれた。「いじめられているのはお前が人より秀でているところがあるからだ」なので「いじめは放っておけ、反撃はするな」と。中国や韓国がそのように反応することは、当たり前だし反応が大きいと言う事はそれだけ日本の力が強く見えるということだと思えば良い。特に中国は最近はアジアの覇権国家(帝国)になってきつつある。これは仕方ない事。なにしろあそこは、3000年間もアジアに君臨した帝国だったんだもの。こうした大帝国周辺の国は、帝国に臣従しない限りは帝国が併合を考えない程度の力を持ち帝国とその敵の帝国との間にニッチを見つける、という選択肢しか無いのだ。まあ、モンゴルやジョルチンのように思い切って帝国を乗っ取るという方策も無いではないが。日本は、もともとプライドの高い国(大昔から対中国は「日出処天子」)だし、また明治維新の方針(「脱亞入欧」)からも中国に臣従することはあり得ないので、まずは独立を維持して別の覇権国家の力を借りるとする方策が妥当だろう。大陸戦争過去3回ほどやって失敗してるし、最後の回は対立させる予定の覇権国家とも戦争になって負けちゃって結構面倒なことになってる訳だ。
 となると、時折中国にダメと言われていることをやって「俺は強いんだぜ」と見せる程度のことは絶対に必要なのだ。何にしても、解決できそうにない影響の大きな問題は無理して解決せずに課題管理表で管理しろ、というのはPMの基本中の基本なのですよ。

 ということで、甲午の年。日中韓三国には、まあ、因縁の年回り。甲と午というこれまた威勢の良い組み合わせ。パッと行きましょう!

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