ちょっと、Snob? 3度、Jobs

BOSSのつぶやき
~ ちょっと、Snob? 3度、Jobs ~

Jobsの伝記を読み始めた。日本語訳だと2巻で3600円超。英語版はAmazonでそれよりも1000円以上も安く出ていたので、英語版を買った。なので、やっと、Appleに戻るディールの話までたどり着いた。Fabcebookのお友達であれば私の写真で厚いハードカバーの英書を4巻のお手製ペーパーバックにしてしまった写真をご覧になったかもしれないが、これで2巻目のおしまいあたりを、電子辞書代わりのiPhoneを片手に彷徨っている。

さて、Jobsの言葉でよく出てきているもののひとつに「世界を変えたくないの?」というのがある。ここまで読んできたところであるが、いろんな人との会話の中で「?をしたいの?世界を変えたくないの?」というフレーズで使われているようだ。たしか、SculleyをCEOに連れてくるときも、Pixerをディズニーに売り込む時も、Amelioとの会話の中にも出てくる。相手が「現実歪曲フィールド」にはまる時に使われる言葉である。

とは言え、現実の歪曲、だけでなく、実際に彼が世界を変えてきていることは、確たる現実、である。Appleでマイコンピュータを「基板のレゴ」から「家電」に変え、Macでパーソナル・コンピュータを創造し、Pixerでアニメの世界を広げ、iPodでコンテンツマーケットを、そしてiPhoneで携帯電話マーケットをひっくり返してくれたわけだ。単に、売れる製品を開発し作って売った、と言うことではなく、製品とそれを使う顧客も合わせて作るということで、新しい世界(まあ、狭く言えばマーケットとか事業なんだけど)を作り出してきている。Macから生まれた世界は、Microsoftを、Pixerの世界は、今のVFXやゲーム会社を世に出した。Jobsが使う言葉の一つ、スチュアート・ブランドの「Stay Hungry」で言えば、Jobsは、カウンターカルチャーを人生の指針として「世界を変える」ことにずーっとHungryだったということである。

さて、私の大嫌いな「京」であるが、富士通も理化学研究所もこれで一体何をやりたいのだろう?と思う。同じコンピュータ(というとJobsがあの世で怒り狂うかもしれないが)として、「何も世界を変えていない」という意味では、Macと比較すると世の中に影響の少ないものではないのか?まあ、SMAPの歌ではないが「Number One」ではあるけど「Only One」ではないわけである。量産品ならNo1は重要だけど国の「研究開発予算」を使ったんだぜ、という感じがしないでもない。とは言うものの、やはり、日本の誇る世界一の製品なのだ。これで世界を変えていくということは、富士通さん、理化学研究所さんを中心とした日本の科学者、技術者、経営者、役人さんたちに、是非とも考えていただきたいのだが。

Sculleryが後のAppleを消費者に向けた新しい製品の開発をしていく企業から普通のコンピュータメーカーにしてしまったことを、Jobsが批判しているが、やはり、世界を変えるには世界中の「人間(生活者)」に訴えかけるものが必要なのだ。さて、私は富士通さん、理化学研究所さんたちにこのことを期待をしたいな。いっそのこと、「京」を70億人に一人ずつに2GBのメモリーと2GhzのCPUパワー、
と20GBのストレージを提供できる仮想デスクトップマシンにしてしまうてのはどうだろうか?これを安価に提供し、インドの会社が作る10ドルのタブレットで使う、ってのは良いと思うが、、、


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