メールマガジン第37号配信

皆様、こんにちは。ICIメルマガ事務局です。

4月になり、すっかり春らしい温かい季節となりました。
東京での、今年の桜の開花は平年よりも約10日程早かったそうです。
満開だった桜の木も、すっかり葉桜となりましたが、皆様、お花見は間に合いましたか。
朝夕はまだ冷え込む日もありますので、風邪をひかぬようお気を付けください。
それでは、ICI通信第37号発刊です。

本メールマガジンは、弊社が創立以来お世話になった方々に送信させていただきました。
メールを毎月お送りし、弊社の活動をご紹介していきたいと思っております。
もし、不要、とご判断いただいた場合は、本メール(mail.mag@i-c-i.jp)にご返信いただければ
配信を停止させていただきます。なお、本文中のURLがご覧いただけない場合も同様にご返信くださいますよう、よろしくお願いいたします。
また、お送りしたメールアドレスなど皆様の個人情報の取り扱いについては、下記をご参照ください。

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本メールが皆様のビジネスの発展に
少しでもお役に立てるように願っております、、、
よろしくお願いします。

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特集

「VDI(Virtual Desktop Infrastructure)」について

http://i-c-i.jp/wp-content/uploads/2013/04/201304.pdf

どこからでも、どんな端末からも、同じデスクトップ環境が利用できる、「VDI(Virtual Desktop Infrastructure)」についての特集です。
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今月のBossのつぶやき
~ ITのお仕事 創造と想像 ~
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4月になった。最近は毎年のことだが、桜は早く咲く。なので、桜は入学式から卒業式の風物になっているようだ。とは言え、ここ十年ほどは、東京ではお花見は3月下旬、という気もするし、かの西行法師の歌も桜は「如月の望月のころ」と詠っており今年の旧暦2月の満月は3月27日なので、昔から桜は3月下旬なのかもしれない。まあ、旧暦の2月は4月上旬も含むのでかなりな幅はあるのだが、、、。

さて、今月はITの仕事に必要なのは、創造?想像?という話題で行ってみよう、と思っている。英語では、「creativity」 か「imagination」かという話である。もちろん、実際は両方が必要な場面はあるので、かなり偏った(いつものことだが)論になるのだが、我慢して読んでもらおう。さらに話題もシステムを作るお仕事、という観点になる、と言う意味でも、「高慢と偏見」に満ちたものになるはずである。
さて、ITのお仕事は、創造的なお仕事、である、という仮説から見てみよう。はっきり言って、大半の「IT系」という仕事は、創造的ではない、と私は思っている。創造とは、我が家にある一番新しい(と言っても1997年の改訂版だが)国語辞典(学研の現代新国語辞典、金田一晴彦編)によれば「自分の力で今までにない独自なものを造りだすこと。神が宇宙の万物を造りだすこと。」とある。で、まあ、私が言いたいのは、システムを設計したり開発したりする仕事の大半は、こんな大仰なもんじゃない、ということである。そりゃあ、「ギョーカイ」の中には「今までにないものを造る」ということをやっている人たちも居ないわけじゃないと思うが、「情報通信系企業」で働いている多くの人がやっている仕事はそういうものじゃないのだ。
これは、別にITに限ったことではなく、クリエイチブなビジネス、をやっている(と称している、マスコミで、もてはやされている)企業にしたところで、すべての人が創造性を必要とする仕事に就いている訳じゃない、ということでもある。ここまでは、当たり前の話である。さらに、言えば、「情報通信系」のビジネスそのものについて考えても、私には「創造性」が必須、というものには見えないのだ。この仕事の目的は「今までにないものを造る」というより「今あるものを良くする(たまには悪くする)」仕事なのである。とまあ、書いたところで10個くらいの反論を思いついたので、これを読んでもらった人から11個目の反論を期待したい。ぜひ、メールか私のFBのページに反論を寄せてもらいたい。

一方で「想像」の方は、思ったよりも「必須」である、というのが私の主張だ。特に、「要件定義」という不可思議な仕事においては、「想像性」とか「想像力」が無いとか足りないということは「仕事ができない」とほぼ等価と主張したい。
「想像」を前述の辞書で引くと「実際に経験していないことを、推し測って心にうかべること(心理学)。すでに知っている事実・観念をもとにして、新しい事実・観念を作ること。また、その心の動き」とある。
そもそも、情報通信技術を使って「今あるものを良くする」とか「今までないものを造る」と言う「何か」を実現しようとする時、こうしたい、という話は必要以上にたくさん聞くことは可能である。それを、今ある情報技術を基に「こういうことをやればいいのですよね」ということになるのだが、作り手にしてみれば最初の仕事はまさに「実際に経験していないことを、推し測る」ことになる。それが要件定義なのである。
要件定義では、この世にまだない奇抜な新技術を持ち出すのではなく、実現しようとしている「何か」を「推し測り」つつ、手持ちのお金や技術で出来る範囲のやり口を考えることが、必要なことである。
よくある事務系のアプリを考えてみても、現状の業務フローを聞くことは誰でもできるが、それをソフトウエアの設計のインプットにするためには「想像」が必要なのだ。「2時45分までに総合振込依頼書を各取引銀行の窓口にFAXしてます」ということを、支払いシステムの要件とするには、現在のこの仕事を想像してみて、ソフトウエアやシステムの設計上必要な追加情報を確認しなければならない、のである。その上で「未払処理からの支払いデータは午後2時までに振込サーバーに送信される」とかいう要件を書くことができる。もっと柔らかいWebでのUIなどの要件に関しては、使い手の動きや気持ちまでも想像する必要があるのだ。

システムの設計ばかりでなく、プログラムを書くという仕事だって、プログラマの頭の中に「未来予想図」は必要だ。我がギョーカイの現状をみると、プログラムを書くという仕事に携わっている人の多くは、将来自分の書いたコードを直す、という立場に立つことは少ないのである。
であるならば、いや、あるからこそ、想像力は必須である。プログラムを書く人には、リリースから再構築までの長い道のりをちっとは想像してコードを書いて欲しいと思う。コードレビューとかコード規約なども必要だが、直し易さは、結局は書き手の想像力にディペンドする。「直し易さ」は言い換えれば「読み易さ」なのだ。
将来、だれかが(インタプリターとかコンパイラーではなく人間が)よむであろうことを考えてプログラムを書け、と私は言われてきた。他人の書いたコードを弄る、という場合でも、想像性ある活動が必要である。「ドキュメントが無い」とか「ドキュメントがメンテされてない」などということは、有ってはいけないことではなく、絶対にあるのだ。

なので、「ドキュメントが無い」とか「ドキュメントが最新じゃない」とか言わずに、コードを読み解く、ということができる必要はある。この時には「想像力の発揮」が必要だ。実は、コードはドキュメントとしては完璧である。プログラムはコードの通りに実行されている。ドキュメントの通りかどうかは神のみぞ知る、である。なので、プログラムを直すには、コードが読めた上で、一つの命令や手続き、がそこに書かれている意味を「想像」する必要がある。ドキュメントが有ろうが無かろうが、結局は、時間が経って手が入れば、システムはごみ溜め、とかスパゲッティになっていく。これは熱力学の第二法則からも言えることだ。それを正すためには、人間の持つ想像力が必要になる。
考えてみると私たちがやっていることは、すべてにおいて、「神の技」ではなく「人の術」なのである。なので、ということでもないが、私には「ITのお仕事」にとってより重要なのは、「創造」ではなく「想像」に思えるのだが、、、。

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