株式会社アイシーアイ

コンコルド

 1976年に初フライトし、最高時速マッハ2でパリ~ニューヨーク間を3時間45分で飛んだ、英仏で共同開発した超音速旅客機コンコルドは2003年10月に営業飛行を終了した。
 超音速飛行により生じる「ソニックブーム」と呼ばれる衝撃音のため、陸上を飛ぶことが出来なく、燃費も悪いため、導入する航空会社は限られたが、2000年に起きたパリ郊外で起きた墜落事故がきっかけとなり、飛行終了の引き金となった。

 私は1988年にN社社長のお伴で、ニューヨークからロンドンにコンコルドに搭乗する機会があった。
 機内には飛行スピードを示す掲示があり、大西洋上でマッハを超える飛行をした。
 通常の飛行機で約7時間のフライトが3時間半ほどでの飛行は快適であった。

 しかし、コンコルド終了以降は超音速飛行機の開発が途絶えていたが、最近エアバス社がマッハ4でニューヨーク・ロンドン間を1時間半で飛行する特許を取得し、ボーイングはマッハ5で大西洋を2時間、太平洋を3時間で飛ぶ飛行機のコンセプトを発表した。
 具体的な開発が進むのは、ビジネスジェット機では3社が開発を進めており、旅客機ではJALとVirgin社が出資する米国デンバーのBoom社であるが、座席数55のマッハ2で飛行する機体を開発中である。2020年に試験飛行を予定、2021年に製造を開始する予定である。

 超音速機の復活も時間の問題となっているが、最大の課題は騒音対策と経済性である。
騒音対策は何とか解決の目途はたったようであるが、採算が合うかという問題が残っている。Boom社は経済性の面でも解決の見通しが立ったとのことである。
 日米間が大阪出張並みの時間で行き来できるのは、楽しみである。