株式会社アイシーアイ

シェアリング・エコノミー

最近愛宕の本社付近を歩いていると、自転車シェアリングの赤い自転車を良く見かけるようになった。新橋駅から愛宕付近までちょっと利用するには便利なのだろう。

ニューヨークに旅行したときに、同様のシェア自転車を利用したことがある。まったく利用しづらく不便をした。置き場所(ポート)は沢山あるのだが、利用するポートが偏っていて、1台も無いところがある一方、沢山の自転車があふれているところがあったりで、なかなか利用したいところに見つからなくて苦労した。

結局、ポートの数と自転車の配分を適切にコントロールするインフラが整備されていないと、使い物にならないことが分かった。

ところで、このように物を大勢で共同利用する『シェアリング・サービス』が普及しだしている。
自転車だけでなく、自動車配車の米Uber,中国の滴滴出行,東南アジアのグラブ、民泊の米Airbnb,中国の途家、物流シェア(車両保有者と荷物を運びたい人のマッチング)では、米アマゾン・フレックス、トランスフィックス、中国フルトラックアライアンス、などがある。

また、メルカリは使った品を他の人に使ってもらうと言う意味では、物のシェアリングである。ヤフーオークションも同様である。ブランドバッグ・レンタルのオーブ、ラクサス、シェアルも同様なシェアリング・サービスである。このような様々な物のシェアリングはすべてインターネットが介在することで発展してきた。また、物の所有・保有にこだわらない人が増えてきたこともその背景にある。

我家の自動車も1ヶ月のうち数日も使わないことが多い。遊んでいる9割の時間を他人に使ってもらえれば、車の有効活用になるだろう。シニア世代は物の所有にこだわりがあり、他人とシェアすることに抵抗があるが、若い人はシェアに何の抵抗もないようである。
 
さて、この様なシェアリング・エコノミーは資源の有効利用、大気汚染の削減などの効果が期待できるが、物が売れなくなるため、経済成長の阻害要因にならないのだろうか?新聞に掲載された調査では、2030年くらいに6~40%自動車の新車販売台数が減少するとの結果もある。

しかし、所有からシェアリングという流れは止めようがないだろう。