株式会社アイシーアイ

年末所感

今年も1年が終わろうとしている。世の中は昨年のブレグジットやトランプの大統領選挙勝利などの想定外の事件に変わり、今年はトランプが米国政治をかき回し、日本では衆院選で自民党が勝利しましたが、日・米ともに経済は安定成長を続けて、平穏な1年だったかと思う。

ICIも、社員の皆さんの努力の甲斐あって、今年度は比較的順調な1年であり、成長を続けている。

平穏に暮れた2017年だが、IT関連では様々な技術の進歩が加速しているように感じられる。
AI、分子コンピュータ、自動運転、などなど様々な分野で情報技術が進化・活用されており、人々の生活を大きく変える可能性のある技術が、想像を超えるスピードで進んでいるようだ。

5月に世界最強の棋士柯潔(カケツ)を破ったグーグルのAI「アルファ碁」の後に開発された「アルファ・ゼロ」は囲碁のルールを教えただけで、あとは自己対戦で自ら学習し、8時間の学習で「アルファ碁」を破ってしまった。「アルファ碁」は人間の棋譜を学習したが、人間の力をAI自己学習が超えたということである。

AIの応用は今後広がっていくが、囲碁以外でも次々に人間を超えることは、容易に想像できる。

今年ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロのクローン人間を扱った小説「わたしを離さないで」は、遺伝子工学技術の影の部分に焦点をあてたものだが、テレビのインタビューで「次の作品の構想は、AIなどに焦点をあてたもの・・・」と語っており、情報技術の未来を示唆するものと期待される。

小説に登場するほど、AIなどの情報技術は身近になってきており、またその進化も早まっているが、我々IT産業にかかわっている者には、そのスピードに追いつき、世の中に普及・活用を促す役割を担わされている。

そのためには、新しい情報技術の習得が必要であり、日ごろの研鑽・勉強が不可欠である。
我々に期待されることが大きいことを肝に銘じておかなければならない。