株式会社アイシーアイ

社員の賞味期限

日経ビジネスに「社員(あなた)の賞味期限」という記事が掲載されていた。

それによると、もてあまされる社員を「歳だけ重ね人材」と呼びその問題の原因として、①ITの高度化やAIなどの専門知識を学ぼうとしない、②グローバル化の流れに適応する語学力が無い、③現状に甘んじ、未来を切り開く気概がない、と指摘している。

その一方で、「低賃金で必要な技術レベルが低く将来性の無い仕事」を「マックジョブ」と呼び、その様な仕事が減り創造性の高い「クリエーティブジョブ」が増えたため、企業での多くの人材の定型的な仕事である「マックジョブ」が不要になってきているとしている。

解決策として、企業のキーマンは生え抜きより外部人材の活用をすべきと言う。

その実例として、代表権を持つ取締役に外部(日本マイクロソフト元社長)の樋口泰行氏やSAPやIBMから本部長を登用した、創業以来家族主義のパナソニックを挙げている。また、デンソーでも新しい技術「コネクテッドカー」関連のスタッフとして、数十名の外部人材を採用し、部長として伊藤忠のITの専門家をすえた。

それでは、なぜプロパーの人材を再教育せず、外部人材を採用するのか?

新分野に進出する上で、技術革新の早い時代にプロパーを再教育しても間に合わないため、外部人材を活用する方が確実で手っ取り早いということだ。「大卒総合職のプロパー社員を今から教育しても、新しい時代に適応できる人材にはなりにくい」という事実に気づき始めたのだ。
「マックジョブ」型人材を「クリエーティブジョブ」型業務につけた大手広告代理店は、常軌を逸した長時間残業で創造力不足をカバーしようとした結果、自殺する社員がでて大きな問題となった。

では、「マックジョブ」型人間はどうしたら良いか?

その1は、「クリエーティブ」型人材の弱点を突くことである。それは、早く出世することである。
「マックジョブ」型人間は、上司へのゴマすり、社内外の噂や人事情報にアンテナを広げる、親睦を深める飲み会には必ず顔をだす、多くの同僚や取引先と満遍なく付き合う、会議は必ず参加する、など「クリエーティブ」人間の不得意な分野で先を越すことである。その結果「マックジョブ」型社員が上級管理職になれば、苦手な創造性の高い仕事は現場に任せ、自らは得意な数値管理や部下の統括に徹することで生き延びられる。

その2は「マックジョブ」型社員を必要とする会社への転職である。マックジョブ社員を求めている会社は少なくない。その会社で「高給マック」社員を目指すのも悪くない。
 
さて、あなたは「マック型」「クリエーティブ型」のどちらを目指しますか?
私?もちろんマックです。