株式会社アイシーアイ

量子コンピュータ

AIや自動運転を進化させようとすると、障害になるのはコンピュータの処理能力である。
従来型のコンピュータはそろそろ処理能力の限界に近づきつつあるようである。AIや自動運転は、従来型のコンピュータの処理能力では不十分であることが分かってきた。

では、どうしたら良いか?

その答えの一つが「量子コンピュータ」である。
2011年、世界で初めて量子コンピュータの商用化に成功したカナダのベンチャー『Dウェーブ・システムズ(DWS)』の最新鋭機「2000Q」は従来型コンピュータの1億倍以上の演算速度が出るという。

米グーグルと米航空宇宙局(NASA)はあるビッグデータ解析に「2000Q」を使い、従来型コンピュータで3年2ヶ月かかる処理が1秒で計算できた。

日本でも今年、リクルートコミュニケーションズが「2000Q」を導入し、検索履歴からネット利用者ごとに推奨商品を提示する予定である。また、NTT、IBM、グーグル、マイクロソフトも、それぞれ量子コンピュータを開発中である。

量子コンピュータの弱点は、演算チップが絶対0度(セ氏マイナス273度)で稼動するため、演算チップが温度や磁力の変化「ノイズ」により誤作動することである。今後はこのノイズに強い演算チップの開発が必要である。

いずれにしろ、量子コンピュータが実用化され、広く普及すれば、AIなどの技術が飛躍的に伸びる。新しい世界が広がるであろう。