株式会社アイシーアイ

企業改革

 ミスミグループ本社シニアチェアマン三枝匡氏は日本で初めてターンアラウンド・スペシャリストとして、赤字企業の再生を職業とした人である。 1980年代に赤字ベンチャー企業を次々と立ち直らせてきたが、東京証券取引所1部上場企業の再生を任されて、初めて失敗した。  得意のベンチャー企業再生と何が違ったか。  病気を抱えた大企業は簡単に倒れるものではなく、ピントのずれた経営者でも何とか10年以上生き延びるが、徐々に企業は衰退し、最後に死の谷に落ちるという。バブルのはじけた1990年代初めから、シャープ、ダイエー、日本航空、日産自動車などが次々に経営に行き詰った。  これらの会社に共通する問題は、企業の …

2020年3月31日 新米社長のつれづれ

コロナウィルス

新型コロナウイルスが世の中をかく乱している。  日本での蔓延が心配されるが、ウィルスの蔓延をどの様に食い止められるかで、その国の医療技術力、政治力、対応の速さなどが、明らかになってくるだろう。  2019年末に新型コロナウイルスの発生が中国で認識されてから既に2か月が立とうとしているが、いまだにその終息が見えていない。  日本でも感染ルートが明らかになっていた発病者の発見から、徐々に感染ルートの分からない発病が増えだしている。こうなると、一般の個々人が対策を講じなければならなくなってきている。  手洗い、うがい、マスクの着用は、多くの人が実行しているし、大勢の集まるイベントの中止が続いている。 …

2020年2月29日 新米社長のつれづれ

偽物・本物

 小生も最近はネットで物を買うことが増えてきたが、購入前にその商品のレビューを見て、過去の購入者のコメントや評価を見て買うことが多い。  また、レストランの予約も、レストランの評価ポイントと口コミで判断することが多い。  しかし、過去にレストランのやらせレビューが新聞記事となり、レストランの評価サイトがやらせレビューの把握と削除を行った報道があり、小生も眉に唾をつけて、レビューを見るようにしているが、大手のアマゾンなどの購買サイトまで、やらせレビューが蔓延しているとは知らなかった。  日経ビジネスによると、中国・深圳で自社開発したIT関連商品をアマゾンで販売し、日本など各国の「口コミ代行業者」 …

2020年1月30日 新米社長のつれづれ

新年あけましておめでとうございます

 本年は子年(ねどし)で干支は庚子(かのえね)  庚子は変化が生まれる状態、新たな生命がきざし始める状態なので、全く新しいことにチャレンジするのに適した年とも言える。  日本ではオリンピックの年で、「オリンピックまでは」とか「オリンピックが終われば」とか、何かとオリンピックを軸にものを考えがちであった。  干支から期待すると、日本も何か新しいことが始まる年なのかも知れない。  ICIも11年目の年に入っているが、そろそろ新しいチャレンジが出来れば良いのだが。  その芽は昨年仕込んでいるはずで、是非大きく育てていただきたい。  このところ、日本は情報技術に関して、世界の先進国から遅れをとっている …

2020年1月6日 新米社長のつれづれ

この1年

 ICIも10年の節目を経過して、11年目に入ったが、2019年を振り返ると日本はなかなか波乱の年であった。  大型台風がいくつも日本列島を直撃し、多大な被害をもたらした。また、5年振りに消費税が増税された。  また、国際政治では、日韓関係の悪化、ブレグジット、米中の貿易関税の争い、などあまり良いニュースは無い。  消費は落ち込んで物価は低迷しているが、米国株の高値更新と、日本の株価の今年の最高値更新も続いている。  そのような環境の中でもIT業界は活況で人手不足が続いており、ICIもなかなか社員の採用がままならなかったのであるが、それでも今年、何人かの人に当社に参加していただき、少しずつ会社 …

2019年12月25日 新米社長のつれづれ

コンコルド

 1976年に初フライトし、最高時速マッハ2でパリ~ニューヨーク間を3時間45分で飛んだ、英仏で共同開発した超音速旅客機コンコルドは2003年10月に営業飛行を終了した。  超音速飛行により生じる「ソニックブーム」と呼ばれる衝撃音のため、陸上を飛ぶことが出来なく、燃費も悪いため、導入する航空会社は限られたが、2000年に起きたパリ郊外で起きた墜落事故がきっかけとなり、飛行終了の引き金となった。  私は1988年にN社社長のお伴で、ニューヨークからロンドンにコンコルドに搭乗する機会があった。  機内には飛行スピードを示す掲示があり、大西洋上でマッハを超える飛行をした。  通常の飛行機で約7時間の …

2019年11月27日 新米社長のつれづれ

香港

 1996年にイギリスが中国に返還する直前の香港に駐在していたことがある。  当時は香港はアジアの金融センターとしており、誠に活気のあふれた都市であった。  私はN社に勤務していたが、日本企業の駐在員たちの集まりがあり、何人かの人が私に『返還後の香港はどうなる?』との質問が相次いだ。  N社のアナリストの見通しは、『イギリスと中国の約束は、香港は50年間自治圏とし法律その他の制度を変えることは無いとの約束があり、変化は無い』とのことであったので、そのまま私も伝えた。  当時でも、『本当かな?』と疑問を投げかける人もいたが、昨今の香港の状況を見る限り、私のとんでもないミス・ジャッジであった。穴が …

2019年10月28日 新米社長のつれづれ

薬の値段

 高齢者になると、何らかの体調の衰えや不調があり、薬の服用が避けられなくなる。  小生も、健康増進サプリメントや血圧の薬など、毎日数種の錠剤のお世話になっている。  ところで、最近新聞などで話題の新薬が発表されるが、その値段に驚かされる。  ノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大学の本庶佑博士と小野薬品が開発したがんの薬オプジーボは、最初年間3,800万円で発売され、昨年11月に1,090万円(年額)に改定された。  その他、下記の遺伝子治療薬が発売されている。 薬剤名 価格(1回使用で) 効能・効果 キムリア 約5,000万円 白血病 イエスカルタ 約4,000万円 悪性リンパ腫 ラクスター …

2019年9月27日 新米社長のつれづれ

仮想通貨リブラ

 フェイスブックが2020年に開始すると発表した仮想通貨「リブラ(Libra)」に各国が様々な反応を示しているが、多くは懸念や警戒感を表明したものである。  7月17日に始まった日米欧の先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では、議長国のフランスが、米フェイスブックが計画する「リブラ」などのデジタル通貨について「最高水準の規制を満たし、信頼されるものでなければならない」とする議長総括を公表した。各国が「リブラは国家の通貨主権や、国際的な金融政策に影響を与える」との認識で一致したとも明記した。  2009年に運用を開始した仮想通貨「ビットコイン」はそれほど各国の金融当局から関心は大きくなかっ …

2019年8月26日 新米社長のつれづれ

ロス・ペロー

   7月9日にロス・ペローが89才で死去した。    ロス・ペローを知る人も少なくなっただろうが、1970年代から80年代にIT産業に関わった者として、忘れられない事業家である。    ロス・ペローは1930年にテキサス州の綿花商人の家に生まれ、新聞配達などを続けて苦学の末に、海軍兵学校を卒業後、兵役を経てIBMにセールスマンとして入社した。   IBMでは1年のノルマを3週間で達成するなど、破格の実績で活躍した。   その後、IBMで提案した …

2019年7月24日 新米社長のつれづれ